火山と苔と、赤と青の湖沼──雌阿寒岳トレッキング記
- kushiloco staff
- 7月14日
- 読了時間: 2分
更新日:5 日前

阿寒町の「ゲストハウスくしロコ」に泊まって、雌阿寒岳に登ってきました。
ゲストハウスから登山口までは車で1時間ちょっと。今回は野中温泉登山口からスタートしました。
登山口で出会ったエゾシカと硫黄のにおい
登山口に着くと、まるで奈良公園のように普通にエゾシカが歩いていてびっくり。北海道らしいというか、すごく自然が豊かだなって思いました。
雌阿寒岳は活火山なので、登山口のあたりは硫黄のにおいがしていて、近くの川も白く濁っていました。すでに非日常な感じだったので、登る前からワクワクでした。
森を抜けると、風景がガラリ!
最初は森の中を進むのですが、けっこう急な坂でいきなり体力を使います。
でも森を抜けたあたりから風景がガラッと変わって、岩がゴロゴロしていたり、背の低い木ばかりになってきます。
高山の風、苔、そして強まる傾斜
中盤あたりは日差しが強かったけど、風が気持ちよくてちょうどよかったです。
終盤になると木もなくなって、苔とか高山植物の世界に。
また傾斜がきつくなってきたけど、標高が高くなったせいか、気温が少し下がっていて登りやすかったです。

火口と青沼・赤沼、そして絶景の山頂へ
山頂が近づくと火口が見えてきて、遠くに阿寒湖も!風が強くなって、帽子はもうかぶれないくらいでした。

そして山頂に到着。火口からはゴーッという音を立てて煙が出ていて迫力満点。火口の中には黄色っぽい「赤沼」と青く透き通った「青沼」が見えて、すごくきれいでした。
天気も良くて、山頂からの景色は最高。隣には阿寒富士も見えて、久しぶりの登山だったけど頑張って登ってよかったです。
text & photo by カズマ
この記事は、ゲストハウスくしロコで短期ヘルパーとして滞在したカズマさんが、この地域の自然や過ごし方について、自身の目線で綴ってくれたものです。 地域での日々を通じて見つけた風景や時間の使い方が、旅のヒントになるかもしれません。
雌阿寒岳登山コース(野中温泉登山口)
ゲストハウスくしロコからのアクセス
自動車で約45分(国道241号・道道949号経由)
※登山前に天候・装備の確認をおすすめします
登山口住所
〒085-0467 北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ
駐車場あり(約20台)/仮設トイレあり
雄阿寒岳登山コース
雄阿寒岳登山口(野中温泉口)~雌阿寒岳山頂:片道 約2時間30分(中級者向け)